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30歳独身はみじめ?言葉に隠された本当の意味

心のケア

「30歳で独身って、なんだかみじめに思える…。」そう感じることはありませんか?
友達が結婚して子どもがいる中、自分だけが取り残されている気持ちになることもあるでしょう。
しかし、本当にそれは”みじめ”なのでしょうか?
この記事では、30歳で独身という状況を見つめ直し、あなたの心を軽くする方法をお伝えします。

“みじめ”という感情の正体を知る

“みじめ”という感情はどこから来るのでしょうか?それは多くの場合、他人と自分を比べることから生まれます。

たとえば、SNSで友達の結婚式の写真や、家族との旅行を見たとき「私は何をしているんだろう」と考えてしまうことはありませんか?実際に、30歳を過ぎた独身者の多くがこうした感情を抱くことがあります。しかし、それは自分と他人を不必要に比較してしまう心の罠なのです。

1.社会からの「普通」への圧力

日本社会にはいまだに「結婚して子どもを持つのが当たり前」という価値観が根強く残っています。
そのため、30代で独身でいると、周囲からの「まだ結婚しないの?」「性格に問題があるのでは?」という無言のプレッシャーや偏見にさらされがちです。
こうした外からの視線が、「自分は人よりも人生が遅れているのでは?」という焦りを生み、みじめさへとつながります。

2.比較による自己否定

同年代の友人や同僚が次々と結婚し、子育てやマイホームの話をする中で、自分だけが違う立場にいると「取り残された」と感じやすくなります。
本来、人それぞれに歩むタイミングや人生の形があるのに、比べてしまうことで「自分は何も手にしていない」と思い込んでしまうのです。

3. 将来への不安

「このまま一人で大丈夫かな」「老後はどうなるんだろう」といった未来への不安も、みじめさの大きな要因です。
結婚や家族がいないことで、将来の安心材料が見えにくくなると「今の自分は不完全なのでは?」という気持ちにつながりやすくなります。

エピソード:私が友人の結婚式で感じた孤独

30代前半の頃、高校の頃の友人A子の結婚式に出席しました。
高校の頃仲のよかった友人が一同集まり、プチ同窓会のような雰囲気の中、「次結婚するのは誰だろうね」「予定は?」「相手は?」という話になりました。
私以外の全員が、すでに結婚していたり、予定が決まっていたり、時期は未定だけれど話は出ているという状態。
そもそも相手が居ないのは私だけでした。

みんなが誰かと共に歩む準備をして、誰かのためを思って生き、関係を育んでいる間に私は一体なにをしていたんだろう…と振り返ると。

20代前半の頃は今でいう推し活をしていて、自分が楽しむためにイベントやライブ会場に通っていました。20代後半は仕事をめちゃくちゃ頑張って、仕事をしながらスクールに通ったり資格を取ったりしていたので、当時の彼氏と向き合う時間がなく振られました。

30代になった頃も相変わらず仕事。数年同棲した相手も居ましたが、価値観の不一致でお別れしました。

これまでの人生のほとんどを「自分のために」生きてきました。

そりゃあ「予定なし」だよなあ…。


自分だけ学生時代から時が止まっているよう。
まわりはライフイベントを着々と登り、成長している。
みんな、共に生きる誰かがいる。
私だけがひとり。

「私という人間は、みじめかもしれない」

その時、そう思いました。

独身のまま40代になって思うこと


40代になった今、冷静に考え直してみると、あの時の自分は他人からの見え方や、一般的、普通、という言葉や価値観にとらわれていたなと思います。

自分のために生きることの何がいけないことか。

自分の感情を差し置いて人のために生きるということが出来るのも素敵ですが、私は私が満たされてからじゃないと人の為には生きられないな、と自分を認めて、良い意味で諦めがつきました。

大切なのは、自分自身が心の底から満足できる生き方をしているかどうかです。
私は、自分の満足に「彼氏」や「旦那」を必要としなかった。それだけでした。


友人が人生を共にする人と結ばれたことは、とても尊くて素晴らしいことだと思います。
私にはできないことを彼女たちはやっていて凄いです。
でも、同時に私も彼女達にできないことや、持っていないものも持っています。
それでいい。
自分が持っていないものに視点を当てるのではなく、独身でしかできないことを考えるようにしたら、すごく心が楽になりました。

2. 30歳独身のメリットを再発見する

30歳独身女性を”みじめ”だと思ってしまうのは、独身のメリットに目を向けていないからではないでしょうか。実は、30歳で独身だからこそできることがたくさんあります。

自由な時間がある

結婚している友人たちは、家庭や子どもに時間を費やしています。それは素晴らしいことですが、一方で自分の自由な時間は制限されます。
独身であれば、好きなときに旅行に行ったり、新しい趣味を始めたり、お金も時間も自由に動かせます。

エピソード:思い立って前日予約の一人旅

私にもかつては同棲していた恋人が居ました。
しかし、30歳超えてから彼と別れることになり、本当の独身になりました。

しばらくくすぶっていましたが、ある日ふと思い立って旅行サイトを眺めて翌日分を予約して、一人で茨城に旅行に行くことにしました。ネモフィラの美しい季節。観光地を自分のペースで回り、目についたキッチンカーで可愛いドリンクと食べたいごはんを頼む。
店員さんや、観光地で出会った人と話したり、きれいな景色を一人で静かにぼーっと眺めて、写真を撮って好きなだけ堪能する。

予算も気にしません。どこにどれだけの時間滞在するかも、どの店に入りたいかも誰とも相談しません。譲り合うこともありません。自分ひとりでふらふら歩いて食事をして、好きなものを見て。
誰にも縛られず、気を遣わず、自分の好きなように過ごせる時間が、これほど贅沢だと自覚していませんでした。

誰かと旅行に行くのも、もちろん楽しい思い出になります。
けれど、ひとり旅では何にも気を遣わなくて済むので、旅先の景色や現地の人、食べ物に集中できて、自分の中に色濃く残るような感覚があります。
よければぜひ、思い付き一人旅に行ってみてください。

自己成長に集中できる

独身は、自分の時間とお金を自由に使えるので、自分を磨く絶好のチャンスです。新しいスキルを学んだり、キャリアアップには時間とお金が必要な場合が多いです。
1日の時間配分を自分で組み立て、自分の目標を持ち、集中して前に進むことができます。

エピソード:資格取得で広がった世界

実は私、いろいろな資格を持っています。ネイルの資格、剣道の資格、色彩検定の資格…全部分野もバラバラです笑。仕事に活かせる資格でなくとも、ここまではできるようになりたい!の目安として資格を取ったという感じでした。

たとえば20代半ばでネイルにハマった時に、自分でできるようになりたいと思いスクールに通い始めました。当時の私は資格を取るという目標が趣味のようなものですから、仕事をして休みの日はスクールに行って実技の練習をして、電車と家で座学の勉強をするという生活をしていました。完全になにもしない日なんて無かったので、家族や恋人が居たらあの生活は出来なかったなあ、と当時を振り返って思います。

趣味の延長で資格を取り、無事にネイリストとして職にも就いて、自分の中の可能性が広がりました。なにより、資格を持ってるという証明が自分に自信を持てるようにもなりました。
今はまた別の分野の仕事をしていますが、いざとなれば何でもできるという安心感にもつながっています。

経済的な自由がある

結婚生活には多くの経済的な責任が伴います。私の友人に、結婚してから自分の一任では化粧品ひとつ買えない人がいます。いつも何を買うにしても、どこかでご飯を食べるにしても旦那と相談してから。結婚したら二人の資産なので、お互いが納得いく方法がそれだったのかもしれませんが、私は少し窮屈さを感じました。そして、独身であることは、自分の収入を自由に使えるのも特権だと感じました。

エピソード:好きなものに投資できる

ネイルの資格の話でも出てきましたが、私はネイルの資格を取るためにスクールに通っていました。スクール代は、3か月の10回コースで20万円ほどしたと思います。そこから教材費や材料費はすべて実費。ネイルの材料は結構種類が多く、高額なものもあるため、材料費だけでもトータル10万以上はかけたと思います。その後、ネイリストとして仕事をしたので元は取れましたが、趣味のままで終わる可能性も十分ありました。おそらく趣味にかける30万円は既婚だとなかなか難しいと思います。
おそらく、この自由さは独身だからこそ得られるものです。

3. 「独身でもみじめではない」と感じるための心の持ち方

1. 自分の価値を認める 独身でいることは決して劣っているわけではありません。自分の価値を他人と比較せず、自分らしさを大切にしましょう。

2. 新しい目標を設定する 30代は人生の新たなステージです。これまでできなかったことに挑戦してみましょう。海外旅行や資格取得など、独身だからこそできることを楽しんでみてください。

3. 支え合えるコミュニティを見つける 同じような状況にいる仲間とつながることで、孤独感が和らぎます。趣味のサークルやオンラインコミュニティなど、自分に合った場を探してみましょう。

4. 世間の声に惑わされないために

世間には「30歳で結婚していないなんて…」という声があります。
しかし、それはあくまで他人の価値観です。あなたの人生は、あなた自身が決めるもの。結婚や家庭を持つことが幸せの唯一の形ではありません。
ほかの人は家族を持っている代わりに、あなたは別の素晴らしいものを持っています。それに気が付けば、人生とは「何を選択するか」だと思えるようになると思います。

また、最近では独身を選ぶ人も増えています。多様な生き方が認められる時代だからこそ、他人の声に流されず、自分の人生を楽しむことが大切です。

5. あなたらしい幸せを見つけるヒント

最後に、30歳で独身でいることをポジティブに捉えるためのヒントをご紹介します。

  1. 毎日の小さな幸せを大切にする コーヒーを飲みながら好きな本を読む時間や、新しい映画を観るひとときなど、小さな幸せを見つけてみましょう。
  2. 自分の未来を楽しみにする 結婚や恋愛だけが人生のゴールではありません。自分が楽しめる未来を想像してみてください。
  3. 周りの人々とのつながりを大切にする 家族や友人との時間を大切にし、支え合いながら生きることで孤独感が軽減されます。
  4. 独身だからこその挑戦をする たとえば、登山やマラソンなど、結婚していたら時間的に難しい冒険に挑戦するのも良いでしょう。

結論:独身はみじめではない。みじめかどうか決めるのは自分

30歳で独身という状況を「みじめ」と感じるのは、社会的な価値観や他人との比較が原因です。しかし、それはあなたの本当の価値を決めるものではありません。自分自身の人生を楽しみ、独身のメリットを活かしながら、あなたらしい幸せを見つけてください。

ひょっとしたら、周りはあなたの事をみじめだとは思っておらず、あなたが一番あなたのことをみじめだと思っているかもしれません。

30歳独身であるあなたは、決してみじめではありません。むしろ、これからの人生を自由に楽しむことができる、特別なチャンスを持っています。自分らしい幸せを見つけ、いっしょに堂々と前に進んでいきましょう!

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