近年、日本では独身女性の数が増加しています。その背景には、女性の社会進出やライフスタイルの多様化、結婚に対する価値観の変化など、さまざまな要因があります。独身であることが一昔前よりもポジティブに捉えられるようになったことも大きな変化です。
その一方で、偏見や否定的な意見が根強く残っているのも事実です。
この記事では、独身女性の生活や魅力、そして彼女たちが抱える課題やそれを乗り越えるための方法について深掘りします。
独身女性のメリットとは?
1. 自由なライフスタイル
独身女性の最大のメリットは、何と言っても自由なライフスタイルを楽しめることです。旅行や趣味、キャリアアップ、友人との交流など、自分の時間を思い切り活用できます。
他人に縛られることなく、自分らしい生活を追求できるのは独身ならではの特権です。
あなたは、いつかやってみたいことはありますか?
いつか行きたい場所はありますか?
何をしたっていい。どこへ行ってもいい。誰もあなたを否定しません。
いつかやってみたいことを書き出してみて、一つずつ叶えていくと、あなたの人生という旅路はとても楽しいものになりますよ。
余談ですが、私も行きたい場所リストをスマホアプリのメモ帳に作っています。
全国の温泉、滝、自然に触れられる場所、素敵なカフェ、食べたい名物、川下りや星空ツアーなど。
行きたい場所はすでに40個達成しました。そして、リストを眺めながら「人生忙しいなー!」なんてニヤニヤしています。
楽しくなるのでぜひおすすめです!
2. 経済的な自立
多くの独身女性は、週5でしっかり働いて自力で生活を支えています。経済的な自立は、自由な選択肢を増やすだけでなく、自信にもつながります。自分で稼いだお金を、自分の好きなことに使えるのは大きな魅力です。
既婚で週3パートで働いていて、ほかの日は家事や育児に専念していた友人は、どうしても自分の物を買うのが申し訳ないと言っていました。家族に必要なものは気兼ねなく購入できるようですが、服やコスメなどは特に申し訳ないと感じるのでプチプラで済ませているそうです。
何に使っていくら貯めるかの収支バランスを自分で決められるのは、独身ならではの強みだと思います。一方で、すべてが自己責任なので、ある程度の自己管理も必要になってきます。
3. 健康的な自己投資
自分でお金を遣える場所を選べるので、美容や健康への意識が高い独身女性も少なくありません。ジム通いやヨガ、栄養バランスの取れた食生活など、自分を大切にする時間を持てるのは、独身生活の大きな利点です。
私は以前、同棲していたパートナーが居たのですが、週5で働きながら家事をすべて担っていたので自分の時間が全く取れませんでした。そして…過去最高に太りました笑
食事は簡単でお腹がいっぱいになるものばかりを作るようになり、丼ものなどの1品料理や麺類が多くなりがちでした。今考えると野菜はほとんど食べていませんでした…。
価値観の違いからお別れをしてからは、自分に目を向ける時間や栄養の勉強をする時間が取れるようになり、メイクやダイエットの勉強もかなりしました。
現在は週3でホットヨガに通っています!1レッスン1時間、滝のように汗をかいてスッキリすると、心身ともに整います。何より姿勢が良くなりました!この記事を執筆時は37歳ですが、まだまだ病気しらずです。
独身女性が抱える課題
「自由」が魅力的な独身生活ですが、課題も少なくありません。ここからは、独身女性が直面しがちな問題について見ていきます。
1. 孤独感
家族やパートナーがいないことで、孤独を感じる瞬間があるかもしれません。特に、友人が結婚や出産などでライフステージが変わると、疎外感を覚えることがあります。
私も34歳の時、ちょうどコロナの時期もあいまって突然の不安に襲われました。
「このままで本当に良いのか?」
「人知れず生きて死ぬのか?」
「独身で病気をしたら確実に人生詰む」
「働けなくなった時にどうするのか?」
「子供が欲しいなら今が本当に最後」
「一度も結婚しないままでいいのか?」
「孫の顔も見れないまま両親が居なくなったら親不孝なのかも」
「友人は結婚して子供も産んでライフステージを歩んでいるのに自分の内面は子供の頃のまま」
ほんとうに様々なネガティブな感情があふれて止まりませんでした。
仲のいい友人は、旦那のいない時間帯は遊んでくれましたが、「旦那が帰ってくるからまたね」と言って早い時間に解散していました。基本は家でひとりで動画やSNSを見て過ごすだけの毎日。
ひとりで食事を摂るのが本当に嫌だった時期もありました。
2. 社会的な偏見
未婚の女性に対して、まだ一部の社会では「結婚しないの?」というプレッシャーや偏見が残っています。このような質問や態度に対して、うまく対処するスキルが求められます。
出会いを求めてもいないのに「独りじゃ寂しいでしょ、紹介するよ」と、今も会社の飲み会でよく言われています。(本来はセクハラですが…)
以前までは、「独身30代女性=性格に難アリ」という世間の偏見の声を私自身も信じていたので、気にしていました。
独身でも気にしないとは自分で思いつつも、「他人から指摘されたときに心に刺さるということは私は気にしているんだ」と気づいた時、偏見は実は私自身の中にあったのかもしれないと気付けました。
本当に気にしなければ誰に言われても気にならない。
社会の偏見は、もしかしたらあなたの心の中にあるのかもしれません。
3. 老後の不安
将来、経済的や身体的に自立できるかという不安を抱える独身女性も多いです。
特に老後に向けた貯蓄やサポート体制については、多くの人が考えるべき重要なテーマです。
不安はどこから来ると思いますか?
なぜ人は将来が不安になるのでしょうか。
私も貯蓄がほとんどなく、金銭的にひとりで生きていける気がしない、将来どうしよう…と悩んでいた時期がありました。
なにが不安なのかを紐解いた時、「分からないことが不安」ということに気が付きました。
加齢によって病気をするかもしれない。
お金が足りないかもしれない。
知らないから、分からない。
将来、老後の不安というのは、問題が起こってしまった時にどう対処すればいいか見当もつかないことが不安ということに気づきました。
だったら学べばいい。
社会の制度と、お金の勉強を学べるFP(ファイナンシャル・プランナー)について学び始めることにしました。
FPとは、家計・貯蓄・保険・税金・不動産・年金・資産運用などお金に関する幅広い知識を活かして、総合的な資金計画を立てられるようになる資格です。すでに資格を持っている方に相談するのもいいですが、独身女性のあなたはきっと自立心が強くて、自分の人生に責任感のある人だと思います。資格を取る必要はありませんが、人に頼ってプランを組み立ててもらうより、自分でも少し理解できるようになっていれば、より将来の心配が減るのではないでしょうか。
FPの勉強でなくとも、お金の勉強だったり、社会制度の勉強だったり、どれか一つでもいいので、少しずつ学んでいってみてください。
独身女性のためのポジティブな考え方と行動
1. コミュニティを活用する
孤独感を和らげるためには、趣味や興味を共有できるコミュニティに参加するのがおすすめです。読書会、ランニングクラブ、ボランティア活動など、多くの選択肢があります。
私は、交友関係は深く狭くタイプなので、正直に言うと趣味のコミュニティでも密接に関わりすぎるのは苦手です。友人ではないけれど、同じ趣味を共にする仲間くらいの距離感で楽しめる趣味は無いかと探したところ、ホットヨガに出会いました!
1レッスン1時間、スタジオに30人くらい集まって、自分の心に静かに向き合いながら体を動かし、終わったらサッと帰る。みんなも頑張ってるから私も頑張ろうと思えて、一体感がありつつも密接すぎず、私にとってはちょうどいい空気感ですごく気に入っています。
もっと人と接するのが好きなタイプの人は、地域のバレーやバスケ、カルチャーセンター、パーソナルジム、行きつけの飲み屋を見つけたりするのがおすすめです。
ぜひ自分に合った趣味と環境を見つけて、仕事以外の楽しい時間を過ごしてください!
2. キャリアとスキルアップに投資する
自分のキャリアをさらに充実させるために、新しいスキルを学んだり、資格を取得することも効果的です。仕事に直結することでも良いですし、趣味の資格に挑戦するのも良いと思います。
あなたの「やってみたい」「できるようになれたら楽しいかも」が、思わぬ選択肢につながる可能性もあります。
私はネイルが趣味だったのですが、もっと上手くなりたいと思ってスクールに通い、資格を取りました。資格を取ったならせっかくだし働こうと思って、事務職を辞めて2年ほどプロのネイリストとしてサロンで働いていた経験があります笑
その時の経験から、趣味も仕事になり得るし、やろうと思えばなんでもできるという自信にもなりました。なので、今に直結するスキルでなくても全然構わないと思います。
点と点は人生のどこかでつながり、やがて一本の線になる。
数年後か、十年後かはわかりませんが、どんな知識も必ずいつかのあなたの支えになります。
3. 資産形成とライフプランニング
老後への備えとして、資産形成やライフプランニングを早めに始めると良いです。信頼できるファイナンシャルプランナーに相談するのも一つの方法です。家族や友人にファイナンシャルプランナーが居る人は、そのひとにお任せするといいと思います。
信頼できるファイナンシャルプランナーがいない場合は、ぜひ自分で学んでみてください。自分の将来を自分で考えられるようになると、不安が軽減されて気持ちをラクに生きられるようになるのでおすすめです。
4. 健康を最優先にする
心身の健康を保つことは、長く充実した生活を送るための基本です。定期的な健康診断や適度な運動、バランスの良い食事を心がけましょう。
食事と運動は30歳を過ぎたら特に気をつけたいです。20代の時とうって変わって、途端に不調が出始めたり、体重が増えてしまったりしやすいです。私は32歳の時に人生最大体重になり、当時の写真を見返すのも恐ろしい姿になったことがあります…笑
今では食事に気をつけたり、運動を取り入れたりして徐々に戻していますが、本当に知らないオバサンの写真が自分のスマホの中に入っています。戒めとして削除せずに取ってありますが、誰にもみせられません笑
同時に、太っていた当時は体調も悪く、生理痛やメンタルの振れ幅もかなり酷かったです。なので、健康的な食生活と適度な運動は本当に本当に大事です。今日という日があなたの人生で一番若い日です。1日でも若いあなたが、未来のあなたの為に体調を整えてあげてください。
体調がよくなるとメンタルも整いやすいので、身体から整えることをおすすめします。
独身女性が幸せに生きるための具体的なヒント
1. 自分だけの「幸せ」を見つける
「結婚しないと幸せになれない」という固定観念を捨て、自分だけの幸せを追求することが大切です。自分が何をしたいのか、どんな人生を送りたいのかを明確にすることで、充実感が得られます。
どんな風に生きたいか、自分はどうなれたら幸せか。
あなたの心と向き合って、考える時間をとってみてください。
やりたいことリストを作るのもおすすめです。
私はやりたいことリストのアプリをいれて、「やりたいこと」「学びたいこと」「行ってみたい場所」「欲しいもの」にリスト分けをしてそれぞれ登録しています。
やりたいことリストアプリの紹介
2. 心を大切に
心の健康も重要です。ストレスやプレッシャーを感じたときは、カウンセリングを受けたり、リラクゼーションの時間を作るよう心がけましょう。
3. 楽しい時間を増やす
好きな映画を見る、旅行に行く、新しい趣味を始めるなど、自分を楽しませる時間を増やしましょう。ポジティブな経験は、日々の充実感を高めてくれます。
結論:自分らしい人生を選ぶ勇気
独身女性としての人生は、選択肢に満ちています。社会の期待や固定観念にとらわれることなく、自分が本当に望む人生を選ぶことが、幸せへの第一歩です。
自分らしく、そして自由に生きるために、日々の選択を楽しんでいきましょう!
この記事が、独身女性の皆さんが自信を持って前向きな生活を送る一助となれば幸いです。
今日も、穏やかで素晴らしい、良い一日をお過ごしください。
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